昔、とあるコピーライターが自分の仕事術を業界誌に語っていました。
彼は、ターゲットとおぼしき人を尾行して観察するというのです。時には、電車に乗り自宅までついて行くこともあるそうです。
私も、尾行まではいきませんが、売り出す物件の近くにあるスーパーでの立ち話を聞きに行ったり、街行く人の服装や行動をチェックしたりしています。
今の時代、消費者は気まぐれで、趣味嗜好はバラバラ。ましてや、不動産に対するモチベーションは百人百様です。
けれども、購入するのは結局、一人の個人。マクロなデータは非常に重要ですが、ターゲットへの深い洞察なくして、効果的なコミュニケーションは組み立てられません。
そこで、Webの登場です。アクセスログ解析では、資料請求者がどういう経路でサイトに訪れ、どのページを見たかが解るようになりましたが、さらに進化したサービスが開始されそうです。
そのサービスは、一人一人のサイト訪問者のマウスの軌跡を映像で見ることができるというもの。どこをどうクリックしているかを見れば、サイトの問題点や改善点が見えてくるのは当然として、その動きを追っているとユーザーの気持ちまで伝わってきそうで楽しめそうです。
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