千鶴堂通信

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お時間あるときに一度ご覧ください。西岡でした。

iPhoneのお勧めアプリは

いつも髪の毛をカットしてもらっているお兄さんに、

「ボクもiPhoneにしたんです。どのアプリがオススメですか?」と聞かれ、

ふと考え込みました。

ビジネスアプリにはじまり、ゲーム・音楽・写真・各種情報・・・

いろんなソフトをダウンロードして使っていた訳ですが、

人様に自信を持ってオススメできるアプリとは果たして何なのか?

「うーん、辞書は仕事でときどき使うかなぁ、

　ゲームはパズル系が多くて時間つぶしって感じだし」

なんて考えながら、自分がiPhoneをどう使いこなしてきたか、

髪の毛を切ってもらいながら再点検。

まさに、頭の中で一つ一つのアプリをフリックしながら

スクロールさせていく感じ。

　

そして、「これなら」と言える、

お勧めアプリを引っ張り出してきました。

その名はずばり「食べログ」。

PCでおなじみのコミュニティサイトですが、

iPhone版はGPS機能がついているので、

外出先でなにを食べようかと迷ったときに

今いる場所から半径○○m以内のお店を

評価順に紹介してくれるのです。

このサイト、カカクコムの運営なんですが、

実によく考えられていて、

投稿者にまた投稿したいという気持ちにさせる仕掛けを作っているし、

実店舗に「食べログ　話題のお店」というステッカーを配って

貼ってもらってたりして、

サイト活性化のための努力を怠っていません。

エライですね。

広告掲載のことばかり考えているどこかの口コミサイトとは

一線を画していると思います。

そんな努力の甲斐あって、飲食店を探す際のアドバイザーとして

役に立つサイトに育っています。

ちなみに、良い面ばかりを紹介していますが、デメリットもあり、

高得点を獲得したなじみの店が行列店になって

なかなか気軽に入れなくなるといったこともあります。

ともあれ、

次に髪の毛を切りに行ったとき、

彼が「食べログ」ダウンロードしてくれているかどうか、

そして、ダウンロードしていたとして

実際に使ってみた感想を聞くことを

今から楽しみにしています。

よりインタラクティブに

更新することがブログの「肝」なのですが、ほんとにご無沙汰してしまいました。

とりあえず、ＮＴＴ西日本のプロモーション紹介です。

同社では、、“ムービーは遊ぶ時代。”をコンセプトに、映像とインタラクション（双方向・参加型コンテンツ）を融合させた新しいコミュニケーションサイト「あそむび」を平成１９年１月２３日（火）からＷｅｂ上に公開します。

ＵＲＬ：http://www.asomovie.jp

現在、公開に先駆け、ブログツールを配布したりトラックバックキャンペーンなどを実施中。

早速、実験的にブログツールを貼り付けてみましたが、流す映像のメンテナンスも必要になってくるんですね。

こういうプロモーションは、ものぐさ人間には広がらないんだろうなぁ。

ターゲットへの深い理解

昔、とあるコピーライターが自分の仕事術を業界誌に語っていました。

彼は、ターゲットとおぼしき人を尾行して観察するというのです。時には、電車に乗り自宅までついて行くこともあるそうです。

私も、尾行まではいきませんが、売り出す物件の近くにあるスーパーでの立ち話を聞きに行ったり、街行く人の服装や行動をチェックしたりしています。

今の時代、消費者は気まぐれで、趣味嗜好はバラバラ。ましてや、不動産に対するモチベーションは百人百様です。

けれども、購入するのは結局、一人の個人。マクロなデータは非常に重要ですが、ターゲットへの深い洞察なくして、効果的なコミュニケーションは組み立てられません。

そこで、Webの登場です。アクセスログ解析では、資料請求者がどういう経路でサイトに訪れ、どのページを見たかが解るようになりましたが、さらに進化したサービスが開始されそうです。

そのサービスは、一人一人のサイト訪問者のマウスの軌跡を映像で見ることができるというもの。どこをどうクリックしているかを見れば、サイトの問題点や改善点が見えてくるのは当然として、その動きを追っているとユーザーの気持ちまで伝わってきそうで楽しめそうです。

Webと印刷物

Shufoo!というサイトをご存知ですか?

http://www.shufoo.net/

凸版印刷が運営するデジタルチラシのポータルサイトなんですが、郵便番号を入力するとそのエリアのチラシが見られるというサイトです。まだまだ、掲載されているチラシは少ないんですが、着眼点がいいですよね。

最近新聞をとっていない世帯が多いと聞きますが、ご近所の安売り情報がネットでチェックできるのは有益なサービスだと思います。

しかもこのサイト、掲出側にもメリットがあるんです。チラシの見られる機会が増えるっていうのはもちろんですが、なんと効果測定までできてしまうんです。

測定できるデータはユーザーがクリックした電子チラシ内の位置やクリック履歴、閲覧時間など。面白いのは、クリックされた箇所が多いほど赤色で濃く表示されるサービス。これにより、どの商品が人気があるのか把握できてしまうというわけです。

凸版印刷はカタログデパート「パラリー」も展開中。

Webは、映像や音声だけでなく、印刷物とも融合していくんですね。

進化するキーワード検索

SEOやリスティング広告の説明をする時に必ず出るのが、

「インターネットユーザーの８割が自分の見たいサイトを検索エンジンで探しています」という内容。

確かに、URLを知っていても目的サイトを検索で見つける人が多くなりました。

では、どんなキーワードがどれくらい検索されているのでしょうか?

それを知るにはオーバーチュアのキーワードアドバイスツールを使うのが一般的です。

ちなみに、２００６年５月の１ヶ月間で「マンション」というワードは９５,０２２件検索されました。

では、「新築　マンション」と「分譲　マンション」は、どちらが多いでしょうか?

答えは新築の方が３２,９０２件、分譲が３０,０８８件と僅差ですが、新築がリードしています。

けれども、Yahoo！のウェブ検索結果では、新築　マンションで８３５万件、

分譲マンションで３４９万件のヒットとなり、両者の間に大差がついています。

このように、検索結果をいろいろな角度から分析しながら、いかに上位掲出を図るかが

SEM(サーチエンジンマーケティング)の根幹になります。

（SEMについては複雑でもっと奥が深いですが、ここでは割愛します)

このように、いろいろなキーワードを見ていて、最近気づいたことがあります。

それは、ユーザーのキーワードの選択が上達してきたということ。

例えば、「大阪　新築　マンション　一人　暮らし」で検索された件数は１０件。

かなり目的を絞っていますが、逆に言えば有力な見込み客にもなりそうです。

効果的なSEMを実行するには、やはりユーザーを知ることが重要です。

淘汰が進むのか?不動産ポータルサイト

ネットプロモーションでは自社サイトにユーザーを呼び込む他に不動産ポータルサイトに登録する方法がありますが、すべてに出稿するとなると多大なランニングコストがかかります。

そこで、どのポータルサイトを選択するかということになりますが、インターネットの世界では、ポータルサイトのようなモデルは2つまたは３つぐらいに絞られると言われています。

これから熾烈な競争が繰り広げられそうですね。

ポータルサイトは費用対効果が一番重要ですが、そのためには物件数の確保が大前提となります。

以下、ご参考までに。

大阪市内の新築分譲マンション件数（０６年６月２８日調べ）

住宅情報ナビ　１１２件、HomePlaza　８１件、Ｙａｈｏｏ！不動産　７８件、

新築HOME'S　７５件、リビングファースト　７３件、ホームナビ　６６件、

マイナビtv　５２件、NIKKEI住宅サーチ　２７件、MAJOR７　２７件、

Live in Kansai　６件

エスカレートするWeb

現在、企業サイトにしろ商品サイトにしろ、生活者に向けたコンテンツではさまざまな切り口でアプローチしています。特に映画や飲料メーカーのような若年層をターゲットにした商品サイトでは、ますますエスカレートしてきています。

そんな中、BtoBサイトでも、ここまできたかという、エスカレートしたサイトを見つけました。

それが、読売広告社のクリエイティブ武士道（http://www.yomiko.co.jp/）。広告代理店らしく、パロディ調のリッチコンテンツです。

かなりの予算を投入していると思いますが、大胆なBtoB戦略で好感が持てます。